「つくる人 たのむ人の 縁会」開催レポート

2025年2月22日(土)、クリエイターと地域で活動する方々をつなぐ交流イベント「つくる人 たのむ人の 縁会 EN-KAI」を開催しました。
会場はbenten103。横浜を中心に、静岡や東京からも参加者が集まり、和やかな雰囲気の中でスタートしました。

この「縁会」は、地域の人をクリエイティブの力で応援したい「つくる人」と、広報やデザインについて相談したい地域の事業者・活動者である「たのむ人」が集まり、出会い、語り合い、つながる場です。

イベント冒頭の挨拶では、「井戸端デザイン室」発足の経緯や、その想いについてお話しました。

フリーランスとして活動する中で感じた孤独感や、チームで制作する案件が増えてきたことをきっかけに、「横のつながりをつくる場が欲しい」と思うようになったこと。

事業や活動を続けるうえで発信の重要性が高まる中、地域で活動する方たちのクリエイティブの悩みや発信に関する課題に寄り添い、一緒に伴走できる存在=インタウンデザイナーが、これからの地域には必要だと感じていること。

自分のペースで働くクリエイターと、必要なタイミングでクリエイティブの力を借りたい人が、ちょうどいい距離感でつながる。さらに、同じ想いを持つクリエイター同士もつながり、お互いのスキルや視点を活かし合いながら、自分自身の活動も、地域全体も豊かになっていく。

そんな関係を少しずつ広げていきたい。
その想いから、「井戸端デザイン室」を立ち上げたことを、参加者のみなさんにお伝えしました。

アイスブレイク「共通点探しゲーム」

最初のアイスブレイクでは、3人1組になり、グループ内で共通点を探すゲームを実施。
井戸端デザイン室ではスキルだけでなく、人柄、趣味、関心ごとでつながって欲しいのでこのゲームをチョイスしました。
「全員茶色の服だった」「身長が同じくらい」「好きなパンはクロワッサン」など、ユニークな共通点が次々と発表され、初対面同士でもすぐに打ち解けるきっかけに。
会場には笑い声が溢れ、その後の歓談にもスムーズに繋がりました。

縁リレー①「活動紹介タイム」

続いての縁リレー①では、「つくる人」も「たのむ人」も、それぞれの活動内容を発表。
モニターを使って資料を投影する方もいれば、口頭で想いを伝える方も。
横浜に限らず、静岡や東京からも参加があり、多様な地域の視点や活動に触れる貴重な機会となりました。
また、こうした交流会への参加が初めてという方も多く、程よい緊張感と新鮮な出会いが交錯する場となりました。

歓談タイム

活動紹介でお互いの人柄や想いが伝わった後の歓談タイムは、時間が足りなくなるほどの盛り上がりに。
お酒を片手に、軽食はイラストレーター兼料理人のはすのはtableさんにご用意いただき、美味しい料理を囲みながら会話が弾みました。

縁リレー②「円になって感想共有」

イベントの締めくくりには、参加者全員で円になり、一言ずつ今日の感想をシェア。
「普段、家にこもって制作しているので、久々に声を出せて新鮮だった」
「オンラインで仕事はしているけれど、リアルなつながりを求めていたので良い機会になった」
「同業の方の話を聞いて、刺激をもらえた」
といった声が次々と寄せられ、「縁」がしっかりと生まれたことを実感できるひとときでした。

今回も、地域を思い、クリエイティブの力で何かをしたいという熱い想いを持つ参加者が集まりました。
参加者同士の共感や刺激が生まれ、新たな縁やアイデアが芽吹く場として、少しずつですが着実に広がりを感じています。
次回もまた、新たな縁が生まれることを楽しみにしています。

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この記事を書いた人

「井戸端デザイン室」室長。
東京、赤羽生まれ
東京デザイン専門学校卒業、印刷会社のデザイン部、企画デザイン会社を経て2012年独立し Tane’t 設立。
2020年にはデジタルハリウッドWebデザイナー専攻卒業しWeb制作についても学ぶ。2020年より関内イノベーションイニシアティブのインハウスデザイナーを兼任し、まちづくりに関するプロジェクトのデザインを担当している。

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